植物が水を吸い上げるのはとても不思議

自宅の裏側は、防草シートとその上に砂利を敷き、草が生えてこないようにしています。それでも、防草シートと砂利の間にうまく根を張り、草や細い木が生えてきてしまいます。久しぶりに自宅の裏側に回るとやはり何本か生えており、その中でも一番立派に育った細い木の根っこの写真と全体の写真です。

ふと、根っこから水を吸収し葉まで行き渡らせるのはすごいことでは?と感じ、毛細管現象や葉から水分が蒸散することにより、葉まで水分を引っ張っているのかな?などと考えながら調べてみました。

「日本植物生理学会」のホームページに詳しく解説されていました。

https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=656

①根圧、②毛細管現象、③水の凝集力、④蒸散作用、が大切なようです。

また、水分の通り道である導管内で水を上に引っ張る力が1995年に初めて測定されたそうで、-5〜-35気圧だそうです。1気圧は10m水柱程度の力だと思うので、数10mの木が水を吸い上げることも説明できそうな気がしますが、これだけでは十分説明できないと考えている学者さんもいらっしゃるそうです。

また、ここには書かれていませんが数10mの高さだと、下の方が上に比べ気圧が高いことを利用して、下から上に水を押し上げる力として利用したりもしてないのかな?と色々考えてしまいました。

筋肉がないはずの植物が、水などの物質を動かせるのは、本当に不思議です。